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Googleは現代人にとっての神となった

現代における神とは何者だろうか

宗教とは、ドイツの社会学者であるMaximilian Weberによれば「人はどこから来て、どこへ向かうのか」という疑問から生まれたものだという。

現代より約35万年もの月日を遡る、旧人類の時代には既に原始宗教は発生しており、人類の発展と共にそれは個人から部族、民族から国家へと発展してきた。

理論経済学者の村上泰亮は、人間集団の組織原理として最古の存在が血縁にあったと唱え、それらは集団規模の拡大に伴い、やがて自らの祖先たちを体系化する神話に発展していったとしている。

神という存在は人々の中に拠り所を見出し、受け継がれていった。

そして現代。もはや人々が神のもたらす奇跡から離れ、その存在を強く認識することが難しくなった現在、神はどこに存在しているのだろうか。

ニューヨーク大学で教授を務めるScott Gallowayは「私はGoogleが現代人にとっての神だと信じている」と金融専門誌バロンズとのインタビューにて語っている。

Googleが現代の神

私はGoogleが現代人にとっての神だと信じている。

我々人類は、我々が答えることのできない大きな疑問に答えてくれる、超越的な存在を必要としてきた。しかし社会が豊かになり、教育をうける者たちが増えるとともに教会へ足を延ばす人々は減っていった。

そう、空白が生まれた。そしてその空白を埋めたのがGoogleの存在だ。

今や我々は司祭などの聖職者、教授などに疑問を問いかけず、Googleにこそ問いかけている。彼らよりもGoogleの検索ボックスが信頼されているのだ。

もしあなたの子供に何かが起きたとする。その時、あなたの世界は時を止めてしまうだろう。あなたは神に祈りをささげ、問いかける。私の子供は助かるでしょうか?

その時の祈り方は「[病気の症状] [治し方]」とGoogleで検索することだ。

我々は他のどの存在よりもGoogleを信頼している。

Googleはもはや神だ。

Scott Galloway

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