ハーシー(HSY):アメリカを代表するチョコレート企業

投稿日:

米国内シェア4割超の歴史ある企業

ハーシー(HSY)はアメリカを代表するチョコレート菓子メーカーの1つです。「Hershey’s」と描かれたチョコレートバーは日本でも有名で、アメリカを代表する企業と言えます。

1894年にキャラメルを製造する企業として創業し、そこでの売上を原資に現在まで続くチョコレート製造を開始して続く企業です。アメリカ国内でのシェア率は4割を超えており、アメリカにおける売上比率は8割となっています。

競合としてはアメリカ企業の中ではマース、スイスのリンツ&シュプルングリー、トルコのウルケル、日本では明治HDなどが挙げられます。例えばゴディバなど強力なブランドがひしめく業界であることがうかがえます。

チョコレートの本場であるヨーロッパ勢に対してハーシーのチョコレートは甘味の強さが特徴的です。ビターな味が好まれやすいヨーロッパでのシェア獲得には難儀するだろうという声もありますが、反対に考えればハーシーだけの味という独自性を確立していると見ることもできますね。

また、余談となりますがハーシーはアメリカ軍に対して軍用チョコレートの製造を行っています。第二次世界大戦時のチョコレートバーは毒ガスにも耐えられる包装だったそうです。

株価とチャート

2010年からの上昇が目を惹きますが、2014年ごろからは上にも下にも抜けきらないもみ合い状態が続いています。どちらかにブレイクするタイミングがあれば、新たなレンジを模索して大胆な値動きを予感させますね。

企業データ

ティッカーHSY
企業名The Hershey Company
ハーシー
本社アメリカ・ペンシルバニア州
上場市場NYSE
予想PER(2018.8)18.55倍
PBR19.73倍
予想配当利回り2.92%

配当と配当性向

配当は右肩上がりの増配傾向となっており、アメリカ企業らしさが見て取れます。配当性向は高水準であり50%以上を維持しています。新興企業であればこれは高すぎる値ですが、ハーシーは成熟企業ですのでこの高水準でも納得です。

EPSとBPS

EPSは1株当たりの利益を表し、右肩上がりだと順調な成長を示します。BPSは1株当たりの純資産であり、数値が高いほど安定性がある企業だと考えられます。

2015年のEPSの落ち込みは中国での企業買収が影響していると思われますが、その後はまた右肩上がりを継続しており、綺麗なEPSを描いていると感じます。

ROEとROAと株数

ROAとROEは平均して12%以上を安定していることが望ましいです。中でもROEは15%以上あれば良い企業とされる目安ですので、平均して50%を超えるハーシーはかなり効率的な稼ぎを得ていることになります。

自社株買いへの積極性が好感です。配当と含めての株主還元で考えるとかなりの高率となっているでしょう。ROEの良さも含めて長期保有に適していると言えるでしょう。

営業利益と純利益

実はグラフには載っていませんが、売上高はここ数年で横ばいが続いています。しかし営業利益や営業利益率は右肩上がりであることから、コスト削減などが上手く機能していることが見て取れます。

キャッシュフロー

安定した印象の営業利益に対して、キャッシュフローは全体的にガタついています。ただ営業CFマージンは高い水準を維持できているので、気にしすぎる必要もないとは思います。

アメリカをはじめ先進国では健康志向がブームとなっており、従来の高カロリーでいかにも太りそうといったチョコレートを始めとした伝統的な食文化に変化の兆しが食品業界の大手には逆風となっています。しかしそんな逆風であっても、ここまで世界に根付いたチョコレートという文化や需要が世の中から消えてしまうことは無いでしょう。

これからの大きな成長率は見込めないことは事実ですが、そういった事業でブランドを確立したハーシーのような企業こそ長期投資といった観点では安心して保有できるのではないでしょうか。

大きな調整で買い場が訪れた際には、保有を考えたい銘柄の一つです。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

-銘柄紹介
-


コメントを残す

関連記事