【HSY】銘柄分析:ハーシーはアメリカを代表するチョコレート企業

2018年8月25日

米国内シェア4割超の歴史ある企業

ハーシー(HSY)はアメリカを代表するチョコレート菓子メーカーの1つです。「Hershey’s」と描かれたチョコレートバーは日本でも有名で、アメリカを代表する企業と言えます。

1894年にキャラメルを製造する企業として創業し、そこでの売上を原資に現在まで続くチョコレート製造を開始して続く企業です。アメリカ国内でのシェア率は4割を超えており、アメリカにおける売上比率は8割となっています。

競合としてはアメリカ企業の中ではマース、スイスのリンツ&シュプルングリー、トルコのウルケル、日本では明治HDなどが挙げられます。例えばゴディバなど強力なブランドがひしめく業界であることがうかがえます。

チョコレートの本場であるヨーロッパ勢に対してハーシーのチョコレートは甘味の強さが特徴的です。ビターな味が好まれやすいヨーロッパでのシェア獲得には難儀するだろうという声もありますが、反対に考えればハーシーだけの味という独自性を確立していると見ることもできますね。

また、余談となりますがハーシーはアメリカ軍に対して軍用チョコレートの製造を行っています。第二次世界大戦時のチョコレートバーは毒ガスにも耐えられる包装だったそうです。

企業データ

ティッカーHSY
企業名The Hershey Company
ハーシー
上場市場NYSE
時価総額約283.7憶ドル
予想PER22.47倍
PSR3.67倍
予想配当利回り2.22%

※2020.03.18時点のデータ

株価とチャート

過去10年の業績

売上と営業利益

粗利益は40%以上を安定して維持していると競争優位性を持つ可能性が高いといわれています。ハーシーは安定して高い粗利益率を維持しており、チョコレート産業における強いブランドを気づいていると判断できます。

販管費の比率も安定しており、強い競争力を持っていると感じます。

キャッシュフロー

営業CFが右肩上がりであることが長期投資をする上では望ましいです。ハーシーの営業CFはやや波がありますが、全体的には右肩上がりとなっています。

営業CFマージンは15%以上を安定して維持していることが儲かる構造が出来上がっている企業とされています。ハーシーの営業CFはほぼ一貫して15%以上と高い水準を維持しています。さらに直近ではその数字をさらに高めることに成功しています。

配当

ハーシーの配当性向はやや高めですが、成熟産業であることを踏まえればまだまだ余裕があります。持続可能な配当性向がハーシーでは維持されていると考えます。

EPSと発行株式数

ROEとROAとROIC

ROEは株主資本に対する利益率、ROAは総資産に対する利益率、ROICは投下資本利益率を表しています。それぞれ素晴らしい企業としての目安は10%以上と言われていますが、重要なのはその数値を一貫して保てていることです。

ハーシーはいずれも合格基準に達しているように感じます。

直近のバランスシート

まとめ

アメリカをはじめ先進国では健康志向がブームとなっており、従来の高カロリーでいかにも太りそうといったチョコレートを始めとした伝統的な食文化に変化の兆しが食品業界の大手には逆風となっています。しかしそんな逆風であっても、ここまで世界に根付いたチョコレートという文化や需要が世の中から消えてしまうことは無いでしょう。

これからの大きな成長率は見込めないことは事実ですが、そういった事業でブランドを確立したハーシーのような企業こそ長期投資といった観点では安心して保有できるのではないでしょうか。

大きな調整で買い場が訪れた際には、保有を考えたい銘柄の一つです。