株式投資を始めたい初心者が知っておくべき基礎知識

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まず初めの取っ掛かりを語る

「株式投資をしてみたいけれど、どういった情報から調べたらいいのか分からない」という声を、多くの株に興味を持った方から聞きます。自分から興味を持たなければ知る機会のない分野ですから当たり前です。

新しい分野を勉強し始めるためには、先立つ知識が必要です。

私自身も何度かそういった”最初のとっかかり”そのものをどうしたらいいのかという相談を受けたこともあるため、私が投資を始める前にやっておいたほうが良いと考えていたり、知っておいたほうが良いと考えていることを紹介します。

また、もし質問などがあれば是非コメントに書き込みをお願いします。随時返信と記事の更新を行っていきます。

そもそも株式投資を出来る人とは

始めの大前提として、株をやるためには余剰資金が必須です。

投資はリスクを許容する代わりに利益を得る方法です。リスクとは損をする可能性があるということです。損をする可能性がある以上、絶対に無くなってはいけないお金を用いて投資をすべきではありません。

余剰資金をどれくらいの金額とするかは人それぞれですが、貯金から例えば急病など出費が一時的に増えたとしても対応できるような金額だったり、収入がゼロになった期間が数か月は続いても耐えられるような金額を引いた現金を余剰資金とすることが多いです。

また余剰資金だといっても、少しでも損をしてしまう可能性が受け入れられない場合も手を出すべきではありません。

「株」とは何か

そもそも株式投資といいますが、株式とは一体何でしょうか。

ざっくりと言ってしまえば株式とは会社の切り身です。その会社が持つ権利を発行された株式の数だけ切り分けて分割したものだと考えればよいでしょう。株という単位で分けられた会社の一部ですから、それを所有する株主は会社が利益を上げれば恩恵を得られますし、反対に倒産などに陥ってしまえば損失をこうむります。

そして株式は取引によって所有者を変更することが出来ます。その取引を誰もが参加できる場で行っているのが上場企業です。一般的に株式投資は上場企業の株式を対象としています。

取引ですから欲しい人と売りたい人の希望が一致して初めて成り立ちます。この時の一致した金額が株価と呼ばれます。それぞれの企業の株式は取引所では銘柄と呼ばれます。

どうやって株を購入するのか

日本に住んでいるからといって、日本企業の株しか購入できない訳ではありません。例えばアメリカの有名な企業の株を日本から売買することも可能です。もちろんアメリカ以外に中国やロシアといった国の株購入も可能です。

売買できる株式で共通しているのは、証券取引所に集約されているためにそこへアクセスするためには仲介である証券会社の口座が必要ということです。企業によって上場している取引所が異なるので、対応している証券会社を選びましょう。

証券口座が必要

株式などの売買を行うためには証券口座を開設する必要があります。有名なところで言えばSBI証券や楽天証券など複数の証券会社がありますが、それぞれ手数料やサービスが異なるので吟味しましょう。

そして証券口座での取引方法には”ネット取引”と”対面取引”という2つの種類があります。手軽に取引が可能なネット取引に対応した証券会社が、 一般的な個人投資家にとっては主流となっています。

ネット取引はインターネット越しに売買が出来るため手軽です。手数料も安いので、お勧めするならネット取引に対応した証券会社です。

対面取引では手数料がネット取引に比べて高額な代わりに、最近の情勢などの助言をもらえたりするメリットがあります。ただ、これは営業も兼ねていたりするのでその点は留意しましょう。

口座開設の流れ

ネット取引に対応した証券口座を開設する場合、証券会社のウェブサイト上から申し込みをすることになります。必要な情報を送信すると、後日口座開設に必要な書類が送付されてきます。

口座開設の書類では、身分証明などの送付を求められます。そしてそれらの確認が完了すると口座が開設されます。実際に取引が出来るようになるまでには約1カ月ほどの期間を見ておけば良いでしょう。

もし早めに購入したい株式があったりするのであれば、事前に口座を開設しておくと良いでしょう。大手の証券会社では口座の維持にお金が不要な場合が多いです。

口座の種類で変わる税金のあれこれ

“特定口座”と”一般口座”のどちらの口座を開設するかを選択する必要があります。これらは税金に対する処理が違います。

株式投資をすると利益や損失が発生しますが、それらには当然ですが税金が発生します。特定口座では源泉徴収の有無を選択できます。つまり証券会社が年間の損益に対する納税を行ってくれるかどうかを選べるということです。

一般口座では自分で確定申告を行う必要があります。

税金回りで悩む場合は特定口座をまずは選んでおくと間違いが少ないです。

株で発生する利益の種類

投資を行うわけですから当然のことながら利益を上げるために行います。一口に利益とは言いますが、それには種類があります。どの利益の種類を狙うのかによってその人の投資の選択も変わってきます。

もちろんどれか1種類を狙っても構わないですし、複合的に狙っている人もいます。どれでないといけないということはありません。

値上がり益(キャピタルゲイン)

株を購入した時よりも高い値段で売却することで利益を上げるのが、値上がり益です。株価が上昇するだろうと考えた銘柄を購入しておき、十分な差額が発生した時に売却して利益を得ます。

株で発生する利益の中で最も大きな利益を期待できる方法ですが、反対に言えば引き際を間違えると損失も大きくなりやすい方法です。

配当益(インカムゲイン)

企業は利益を上げた時に、配当として利益の一部を株主に還元します。

配当は全ての会社が行っているわけではなく、利益を上げられていない企業だったり、利益を配当に回さずに更なる事業拡大に回す企業も存在します。

ある程度成熟した企業では投資も落ち着き、利益を配当に回す比率が高くなりやすいです。安定した企業の株式を長期的に保有することで、予測のしやすい配当を得続けるという戦略が取れます。

株主優待

企業が株主に向けて商品券やクオカードを提供することがあります。これを株主優待と言います。最近ではテレビなどで株主優待のみで生活する人などが紹介されており、知っている人も多いでしょう。

配当と同じく株主優待も全ての企業が行っているわけではなく、またその内容も企業によって千差万別です。

そしてこの株主優待の制度は海外の企業ではほとんど実施されていません。良くも悪くも日本のガラパゴス的な慣習と言えます。

株価予測の手法

世の中の投資家たちはどうやって投資する銘柄を選んでいるのでしょうか。これには”ファンダメンタル分析”と”テクニカル分析”という2種類の方法があります。

ファンダメンタル分析とは、企業の業績の傾向や事業のパフォーマンスを中心に売買の判断を行うことです。一方でテクニカル分析とは需要と供給、つまり株価の値動きそのものや出来高などを中心に判断を行います。

どちらも多くの支持者がいて、どちらが正しいとは言い切れません。どちらも調べた上で、自身で納得できる方法を選択するべきでしょう。私自身はファンダメンタル分析を支持しています。

私がそれぞれを勉強する際に参考とした書籍を掲載します。前者がファンダメンタル分析を代表する人物の考えを紹介したもので、後者はテクニカル分析の実践的な手法の紹介です。

現物取引と信用取引

現物取引

必要な資金を全て自分で賄って売買することを現物取引と言います。実際に自分が持っていない資金を超えた金額は購入できませんし、持っていない銘柄を売却することもできません。

ただ長期保有をする際には余計な手数料などを請求されることもないので、長い期間の投資を考えている場合は現物取引だけが選択肢となりうるでしょう。私自身もほとんどの取引は現物取引で行っています。

信用取引

対して、現金や既に所有している銘柄を担保に証券会社からお金や株式を借りて売買することを信用取引と言います。自分が持っている資金以上の規模で取引を行うことが可能ですが、その分リスクもリターンも大きくなります。

借り物で取引をしている都合上、信用取引は基本的には短期間で売買を終えることになります。長くても約6カ月には返済しなければなりませんし、利息などの手数料も加算されます。

また”空売り”が可能なことも信用取引の特徴です。空売りとは実際には自分が所有していない銘柄を売却することで、株価が下がると利益が発生します。現物取引では株価が上昇する時しか利益が生み出せませんが、空売りであれば株価が下降する局面でも利益を生み出すチャンスがあります。

ただ空売りは株価が際限なく上昇すれば損失額も際限なく上昇するため、これから株式投資を始めようと考えている人は手を出さない方が無難です。通常の購入の場合は最悪のケースでも、0円での売却と同じ金額が損失の上限となります。

いくらで株を購入できるのか

株を売買しようと思っても、銘柄によって何株から売買できるなどの制限が課せられていることがあります。例えば100株単位であったり1,000株単位であったりなどです。

日本株では殆どの銘柄が100株単位となっていますが、まれに1,000株単位の銘柄も存在するので注意しましょう。アメリカ株の場合は1株から購入できます。

つまり、いくらで株を購入できるのかという問いに対してはこの「株価*売買単位」の金額が必要となります。1株1,000円で100株単位の銘柄だとすると100,000円が最低でも必要となります。そしてこれに手数料が加わります。


関連記事の紹介です。

私自身が実践している基本的な銘柄の選定方法の紹介です。大きな利益は上げられずとも、暴落しづらい守りを意識した長期保有に向いた銘柄の探し方となります。

誰でもできる良い個別銘柄の選び方

株価の予測には大きく2つの種類がありますが、そのどちらかを選ぶかは銘柄をどれくらいの期間保有するつもりなのかで使い分けるべきだと考えています。

ファンダメンタル分析かテクニカル分析かは保有期間で決めるべき

私自身はテクニカル分析をあまり信用していませんが、市場は人の思惑で動いているので、テクニカル分析を信じている人の考えを推察することには意味があると考えています。

テクニカル分析で株価は予測できないが、信じている人から予測は出来る
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