PC未使用の桜田大臣への批判は的外れ

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国内外メディアが批判や皮肉

日本政府におけるサイバーセキュリティー担当である桜田義孝氏がPCを使ったことがないと表明したことで、国内外のメディアが批判や皮肉を行っています。

産経新聞によれば、アメリカのニューヨークタイムズは「桜田氏はUSBが何かすら理解していないようだ」と資質を疑問視し、イギリスのガーディアンは「最強のセキュリティーかもしれない」とコメントを紹介しているようです。


桜田氏は14日の衆院内閣委員会で「私は25歳の時から独立して(事業などを)やっており、従業員や秘書に指示をしてきたので、自分でパソコンを打つことはない」と述べた。

産経新聞

的外れな批判だと思う

私はこれらの批判や皮肉は的外れだと感じています。

PCを使ったことが無いことが、サイバーセキュリティ担当の職務を果たせるかどうかに因果関係をもたらすとは思えないからです。自身でPCを使っていなくても、PCを使える人々の意見を適切に処理できるのであれば職務は果たせるはずです。

批判的な人々の論理で言えば警察官や裁判官は犯罪者でもない人物では、それらの職務を果たせないと言っているのと同じことになります。実際には日本は国際的に見て治安は良く、論理が破綻していることは自明です。

下手な自信家への教訓

更に言えば、国家の何かの分野を担当する人物が下手に詳しい自負を持つことは危険です。その自負が時流に沿っていないもしくは適切ではない場合、ただただ判断を誤らせる原因となるからです。

私たちは民主党政権時代の菅直人氏を教訓とすべきでしょう。

原子力に対して一定の知識を自任していたとされる菅氏は、福島第1原発事故が発生した際には直接現地へ視察へ赴き、叱咤もしくは激励を行い直接の指示を一部行ったことが判明しています。

この時の菅氏の行動について、現在のところ結局は良かったのか悪かったのか断定される結論は出ていません。しかしながらもしもこの時、致命的に誤った知識を前提とした自信家が権限上の上位者であったらどうなっていたでしょうか。

私は政治家は特定の分野に精通している必要はないと考えています。その時点での最新の研究を行っている専門家たちから広く情報を収集し、最も効果的な案を採用する情報処理能力のみが強く求められる資質だと思います。

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-オピニオン


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