ウルトラワイドなUWQHDモニターの良さ

2019年1月15日

作業効率化の次世代を目指そう

PC作業をより快適にする施策として最も効果的だと感じるのがデュアルモニターの導入です。

そして更にその先を求める人が、次に着手すべきだと感じたのがウルトラワイドモニターの導入です。

※いわゆる人権と言われる最低限の性能を持ったPCが前提です。人権のないPCを使用している場合、まずはOSのインストール先をSSDに変えるところから着手してください。SSDも値下げが進み240GB程度ならTranscend製などが5,000円を切っています。

ウルトラワイドモニターにも種類がある

ウルトラワイドモニターとは簡単に言えば画面のアスペクト比が「21:9」のモニターを指しており、異なる解像度のものでウルトラワイドモニターと呼ばれているので注意が必要です。

  • UWQHD: 3440×1440
  • UWFHD: 2560×1080

主に上記がウルトラワイドモニターと総称されていますが、おすすめしたいのはUWQHDです。何が違うかというと画面内で描画できる情報の多さです。その分価格が3倍近く高いのが難点ですが投資と思いましょう。

ウルトラワイドの良さを語るのは難しい

PC環境の刷新をおすすめする時に困るのが、その利便性の言語化の難しさです。

SSDで言えば「めっちゃロード速くなる」ですし、それを体験したことがない人にはそれが投資するほどのメリットか疑問が拭えません。デュアルモニターで言えば「作業エリアが増える」となり、マウスは一個なのだからあまり効率良くならなさそうといった感想を持たれがちです。

ウルトラワイドモニターも例に漏れず、うまくおすすめできません。「シームレスな作業エリアが増える」とでも言いましょうか、デュアルモニターを少し良くした位しか魅力が伝わらないですね。そう思います。

ともかく、HDDとSSDのように、シングルとデュアルのように、ウルトラワイドモニターはそれ以前と断絶した使用感となります。何がどう良くなるのかを語ることは難しいですが、その環境が普通になると戻れなくなる類の変革です。

お金が余っているなら騙されてみてください。

ROG Strix XG35VQをおすすめ

私が購入したのはASUS社のゲーミングモニター「ROG Strix XG35VQ」です。記事執筆時点では実売価格10万円前後となっており、正直購入するには勇気が必要な金額ですね。

簡単にどういう位置づけの商品なのかを紹介すると、ROGシリーズの製品です。ROGとはASUS社が販売するゲーミング用製品のブランド名の略称で、同社のフラグシップを意味しています。つまりは最高級のシリーズだと考えて良いです。

35インチの曲面ディスプレイを採用しており、幅83.5cmと巨大です。重量は非公式ですがスタンド込みで12.2kg、本体のみで8.7kgです。支払った金額に見合う圧巻な存在感で家に到着します。外箱はデカすぎて収納できないので処分しました。

ウルトラワイドモニターの恩恵

全体的に曲面ディスプレイがどう影響してくるかと思っていましたが、製図など超精密な作業用途以外では無いとむしろ不便だと感じます。というのも35インチというのは結構大きいので、真正面と端では目からの距離が結構変わってきます。これが曲面ディスプレイを採用していることで影響が小さくなり、体感的に見やすさと没入感を向上させてくれています。

ゲームに良し

ウルトラワイドモニターにすることでの恩恵として、例えばゲームを遊ぶときが挙げられます。私は最近ファイナルファンタジー14(FF14)にハマっているので、ちょうどプレイ環境の向上を体感することが出来ました。

FF14はMMORPGというジャンル上、他のゲームよりも画面を覆う情報が多くなりがちです。しかもどれも重要だったりするので置き場所に困るのですが、ウルトラワイドモニターに変えたところむしろスッキリしすぎて慣れるまで落ち着かなくなりました。

またキャラクターの着せ替え要素などもあり、お気に入りの格好とお気に入りの場所を見つけてはスクリーンショット撮影を行ったりするのですが、描画される世界の綺麗さにまた一つFF14を好きになることが出来ました。

動画に良し

これは対応している映像作品に限られますが、例えば映画を見る際に恩恵があります。

映画ではシネスコサイズと呼ばれるより臨場感を追求したアスペクト比で撮影されていることが少なくないです。ウルトラワイドモニター以外で映画を視聴した際に、映像の上下に黒帯が表示されていることはないでしょうか。あれが実は映像の横幅を画面に収めるために付け加えた部分だったりするのですが、ウルトラワイドモニターだと全部キレイに表示しきれます。

例えばNetflixではジョン・ウィック チャプター2がシネスコサイズに対応していました。序盤から激しいアクションシーンが画面いっぱいに飛び込んでくるので、以前の環境で観るよりもよりワクワク出来た気がします。気のせいではないはず。

ブラウジングと作業に良し

ウルトラワイドモニターで、ある画面でブラウザを開きながら、さらに並行して例えばテキストエディタを開いて作業をするなど。そういった日常的によく行う行為にも恩恵がもちろんあります。

これだけ聞くとデュアルモニターでも同じことが出来ます。

しかしデュアルモニターでは、どうしても物理的にモニターが異なるためにベゼル幅という表示領域上の断絶が発生してしまいます。デュアルモニターしか使ったことがないときは気にならないのですが、シームレスな領域にウィンドウを複数展開できるというのは、慣れると今までどれだけ集中を阻害されていたのかと気付かされます。

モニターアームがあると便利

前述したようにウルトラワイドモニターは基本的に、従来のモニターよりも重量がかさみがちです。デカイのでこればかりはしょうがないです。

約10kgという重量は気軽にモニターの位置をずらしたりしたいときにはひどく不便です。なのでモニターアームを併用することをおすすめします。私はエルゴトロン社の「LX デスクマウント」を使用しています。通常設定よりも保持力の調節が必要でしたが、しっかりと保持してくれているので机が掃除しやすくて助かっています。