半導体銘柄「コツン」が聞こえる人と聞こえない人

見直し買いに入る人と疑う人

アメリカ市場でのハイテク銘柄高を受けて、日本市場でも半導体関連銘柄が25日に上昇しました。

昨年高値から半導体関連銘柄は全体的に手痛い下落を記録しています。例えばSUMCOは65%、東京エレクトロンは49%の下落となっていました。しかし24日のフィラデルフィア半導体株指数の5.7%の上昇など、アメリカ企業の決算や中国の政策の期待から見直し買いが入り始めた状態です。

この市場の状態についての反応を紹介します。

コツンな声

「中国がさらに景気対策を強化する可能性があるほか、米国の利上げ休止や日本の消費増税に向けた景気対策などを考えれば、売られていた景気敏感株のリバウンドが1-3月にあってもおかしくない」

Bloomberg

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の三浦誠一投資ストラテジストのコメント。

「多くの投資家が底入れは近いと考えており、相場にモメンタムがある」と指摘。「年後半のセクター回復を予想する投資家は既に動いている。バリュエーションを考えると苦にはならない」

Bloomberg

みずほ証券のアナリストであるマーカス・シン氏のコメント。

様子見な声

「決算の全体像がみえておらず、株価調整の中での戻りにとどまる」

Bloomberg

東洋証券の佐藤隆人マーケット支援部長のコメント。

コツンじゃない声

「きょうの半導体や電子部品株の上げがトレンドになるとは思えない」と話す。業績がさらに悪化しないとの期待から買われただけで、マーケットは先走っているとみる。

Bloomberg

アセットマネジメントOneの武内邦信シニアフェローのコメント。

サーバー向けDRAMの価格下落は続く予測

ここではコツン派としてコメントを紹介したシン氏ですが、近いうちの悪材料となる懸念もあげています。

それがサーバー用途のDRAMメモリー価格の下落見通しです。1-3月期には前年同期比で30~40%の下落を予想しています。ただ、シン氏はそうしながらも年後半での利益と株価の両面で劇的な上昇を予想しているという状態です。

ちなみに、メモリーについてPCパーツメーカーとして知られるCorsairの公式Twitterがメモリーの重要性をユニークな方法で紹介していたので共有します。