エックスサーバー+WordPress環境でmod_pagespeedを有効化すると速度劣化していた

2019年5月3日

比較の結果、導入で速度劣化していた

ウェブサイト高速化のために「mod_pagespeed」を有効化するかどうかは、きちんと自身の環境でビフォア・アフターの比較を行ったほうが良いです。面倒だと怠ると逆効果になる可能性があります。

自身のウェブサイトの高速化を検討している場合、mod_pagespeedを有効化することを検討するかと思います。詳細な説明は省きますがmod_pagespeedとはGoogleが開発した高速化技術です。有効化することでサーバーサイドにてファイルの圧縮や結合を行い、ページの転送量を削減して高速化を実現します。

一見すると有効化しない手はないように思えますが、サーバーサイドの処理が増加するため環境によっては逆に速度が低下することもありえます。私はレンタルサーバーにて比較を怠って導入し、しばらく経ってから改めて比較した結果、逆効果となっていました。悲しいです。

実験環境

レンタル元エックスサーバー
契約プランX10
対象ウェブサイトWordPress
使用テーマLuxeritas 3.5.9
キャッシュ系プラグイン利用なし

.htaccessにて以下の宣言を行いmod_pagespeedを有効化していました。

# PageSpeed有効
<IfModule pagespeed_module>
  ModPagespeed on
</IfModule>

ビフォア・アフター

比較にはウェブサイトの速度算出として有名な以下の2サービスを利用しました。

総合スコア

比較オフオン
PageSpeed Insights(モバイル)47点33点
GTmetrix93%(4.8s)93%(5.0s)

Google Adsenseを導入しているためPageSpeed Insightsでのスコアが30-40点台と劣悪ですが、使用したどちらのサービスでもmod_pagespeedを有効化した後のほうがスコアが悪化しています。

PageSpeed Insights

項目オフオン
サーバー応答時間の短縮2.21s2.69s
次世代フォーマットでの画像の配信3.47s2.52s
効率的な画像フォーマット2.25s0.69s
レンダリングを妨げるリソースの除外0.54s0.54s

個別の項目で見てみると、懸念していたとおりサーバー応答時間が悪化しています。転送速度などのメリットに対して、応答時間の長時間かというデメリットが上回ってしまったということが推測できます。

使用テーマが影響している(気がする

エックスサーバーでは高速化サービスの1つとしてmod_pagespeedの簡易有効化が提供されています。責任転嫁した言い方をすれば「公式で対応を謳っているのだから逆効果になるはずない」と盲信していました。

続けて言い訳をすると、導入前にエックスサーバーにおけるmod_pagespeedの導入報告やWordPressにおける導入報告をチェックするといずれも効果があったこともありチェックを怠ってしまいました。

なぜこのような結果になったのでしょうか、推測ですがWordPressにて使用していたテーマが影響しているように思います。

実験環境ではLuxeritasという配布テーマを使用しています。このテーマではプラグインに頼らずともファイルの圧縮などの最適化を行ってくれる点が特徴となっています。

元々テーマの機能により配信ファイルの最適化が行われており、mod_pagespeedを有効化して得られるメリットが薄まっていたのではないでしょうか。