円安局面での外貨建MMFの売却は不利

2019年7月24日

外貨のまま購入・売却しても円換算で課税

SBI証券など、米ドルなど外貨の預かり金に金利のつかない証券会社を利用している投資家の場合、外貨建てのMMFに資金を移動していることが多いと思います。

売却をすると即時で買い付け余力に反映されるため、外貨建MMFは買い付け資金の退避先として最適ですよね。

SBI証券でMMFは円貨でも外貨でも購入と売却が可能です。外国株式の投資を行っている場合、ドル転した資金はめったに円転しないと思うので、多くはMMFを外貨で購入して外貨で売却しているはずです。

一見すると外貨のままで取引しているのでその時々での為替は関係ないように思えますが、外貨のまま取引する場合でも税金計算は円換算をしたうえで行われるため為替は無視できない要素となっています。

例えば1ドル100円の時に1万ドル分のMMFを購入し、1ドル110円の時に1万ドル分のMMFを売却したとします。この時、実際に動いたのは1万ドルのままであり損も得もしていないはずですが、税制上は購入と売却でそれぞれ為替換算を行うこととなっています。

(購入)10,000ドル * 100円 = 1,000,000円

(売却)10,000ドル * 110円 = 1,100,000円

⇛差額:100,000円

つまり、円安局面による恩恵=為替差益を得たとみなされます。

この時の円安具合によっては、金利以上に税金を徴収される可能性があります。金利を狙ってMMFを利用したのに逆に税金を徴収されて終わり、なんてことになったら阿保らしいですよね。

外貨建MMFを利用する場合はなるべく円高局面を狙いましょう。

円高局面では売却時に為替差損が発生したとみなされ、株式などとの通算損益で還付を受けることも可能となります。

訂正:当初円高局面での購入を避けるべきと書いていましたが、正しくは円安局面でした。コメント指摘により記事内容を訂正しています。