アメリカ旅行の話と有名企業の現地の触感2

2020年1月3日

アメリカへ10日程度の旅行へ行ってきました。

今回訪れたのはアメリカの西海岸、サンフランシスコ市などで有名なカリフォルニア州です。アメリカ株を中心に投資していることもあり、旅行中の所感などを写真と一緒に書き留めておこうとおもいます。

私自身は普段日本で暮らしているため、現地での企業ブランドに対する意見などはアメリカで暮らす知人を大いに参考にしています。知人はアッパークラスに分類される層のため、そういった属性によるバイアスは多分に含まれていると思いますが、ご参考までに。

ショッピングに関わるお店たち

ターゲット[TGT]は大体なんでもある割引店

ターゲットと言えば赤い的がトレードマークのディスカウント百貨店です。店内も赤い色が随所に散りばめられています。衣料品や家電製品、おもちゃに本屋に家具など大体の物が安く販売されていることが特徴です。後述する他の小売業者にも共通しますが、ほぼ確実にスターバックスが入店しているので双方にとってプラスの収益効果が期待できそうです。

またCVSなどドラッグストアも内部に販売スペースを確保しており、普段アメリカで生活する中で大体なんでも揃うのでよく利用しそうです。同社の決算でアメリカの一般消費者の動向が掴めると言うのにも頷けます

ただ大体なんでもあるという事は、それぞれのジャンルに関して専門店ほどの深さがないです。例えば家電で言えばBestBuyやFly’sの品揃えには敵わないですし、DIYではHomeDepotやLowe’sが王者です。あくまでも手っ取り早く色々なものを集めたいときに便利なお店という感覚でしょうか。

おもちゃコーナーを見ていると目を引かれたのがゲーム作品や実況者のおもちゃです。フォートナイトやマインクラフト、オーバーウォッチやアングリーバードといった日本でも名前の知られたゲームタイトルのフィギュアなどが一角を使って販売されています。実況者のNinjaの仮装グッズ?も販売されておりゲーム文化の勢いを感じます。

ギフトカードの充実具合が日本と違う

日本の感覚では訳が分からないくらいレジ横にてギフトカードが販売されています。とにかく様々な企業がECサイトや自社アプリなどに力を入れていることが関係していると推測していますが、ゲームプラットフォームから通信回線、UberやスターバックスやLowe’sなど様々なジャンルのブランドがギフトカードを提供しています。

AT&Tやverizonなど通信回線の料金をギフトカード経由で支払うなど、あまりギフトとして贈る経緯が想像できなかったですが、どこに行っても見かけるので需要はあるようです。事情に詳しい人がいればどういう経緯でギフトカード文化が広まっているのか教えてほしいですね。

ウォルマート[WMT]は低所得層に愛される

世界最大規模のスーパーマーケットとして知られるウォルマート。青を象徴色としており店内も全体的に統一感がありました。規模が大きいブランドのため話題には事欠きません、日本でもたびたび話題になる「ウォルマートを訪れる奇妙な人たち」については当然アメリカに住む人々も認知していたのが印象的です。

そんなウォルマートでは食料品はもちろん、映画や音楽などのメディア製品のほかガーデニング用品なども販売されています。大抵のものがすごく安く、率直な意見として「貧乏なlow classが行く場所だよ」という声もありました。

実際に私がウォルマートへ訪れて駐車スペースを探している際、店内から飛び出してきた大人2人が追いかけっこをしている場面に遭遇しました。もちろん追いかけっこではなく万引きの現場でした。その場では犯人は車に乗り込み逃走していきました。

万引きだと気づいてから同乗者が車のナンバープレートを撮影していたので、ウォルマートに渡しておきましたが捕まったかどうかはわかりません。たまたまタイミングが重なっただけかもしれませんが、ウォルマートはそういう場所、という印象です。

また、前述したようにウォルマートは低所得者層に支持されているブランドであるため、私がアメリカを訪れた段階ではフェイクミートなどの「多少高くても環境に配慮したい」だとかのニーズを汲んだ商品の取り扱いはありませんでした。

それでも「All Natural」などオーガニックな雰囲気を売りにする謳い文句は強くアピールしていたので、こういった意識の高さはアメリカ人に広く浸透しているようです。

セイフウェイはかつて強者だったスーパーマーケット

かつてアメリカで第2位の規模となっていたこともあるスーパーマーケット、それがセイフウェイです。現在はカリフォルニア州などアメリカ西部を中心に展開し、第10位の規模に落ち着いているようです。

こういっては何ですがいたって普通のスーパーマーケットで、特にコメントすることがないという印象です。車社会で移動距離が広いという事もありますが、カリフォルニア州を散策している間は至る所で見つけるくらいには存在感がありました。

歯磨き粉はコルゲート[CL]が売り場で強い

セイフウェイに限らないのですが、歯磨き粉の販売コーナーを見てみるとコルゲートの製品が棚の広い範囲を独占していたことが印象的です。大体棚の半分はコルゲート、そしてクレストが2割、その他といった感じの配分でしょうか。

日本とは歯磨き粉の主流が違うようですね。

コルゲート製品が占有する歯磨き粉コーナー

スターバックスに対する脅威となる競合の存在

コーヒーショップとしてアメリカでは圧倒的な地位を築き上げたスターバックスですが、カリフォルニア州では最近Peet’sという競合が存在感を増しているそうです。Peet’s自体の歴史はかなり長いのですが、最近ではスターバックスが占有していた棚を両者で競い合う場面が増えてきているそうです。

出店数もどんどんと増加しているとのことですが、具体的なデータは調べていないので分かりません。ただセイフウェイなどでコーヒーに関する特設コーナーが設置された場合、3割程度はPeet’sが占めている状況です。

スターバックスと競合のPeet’s

加工肉コーナーに進出するフェイクミート

まだまだフェイクミートは探さない限り見つからないような存在感の商品なのですが、セイフウェイでは探してみればビヨンドミート[BYND]を見つけることができました。加工肉のコーナーの5%程度、数ある加工肉の中の商品の1つという感じで陳列されていました。

残念ながら今回の旅行では食べることができなかったので見かけただけにとどまります。

右下にビヨンドミート

メイシーズ[M]は不振気味のデパートだけどお気に入り

百貨店として知られるメイシーズはブラックフライデー前夜だったこともあり、多くのブランドが40~80%のセールを行っており、私も予定になかった衣服を数着購入しました。トミーヒルフィガーのダウンやポロ ラルフローレンのジャケットが格安で買えたので非常に満足度が高いです。

今回訪れたメイシーズは大きく4フロアで構成されていました。1つが貴金属と香水などのブランド、1つが女性向けの衣服、1つは男性向けの衣服、1つが家具という構成です。いずれのフロアも人がまばらで、店頭に立っているスタッフも各フロアで3人程度の印象で、あまりにも人がおらず寂しい感じです。

ただ、買い物をする立場からするとのんびりと邪魔をされずに商品を見ることができるので、そこは良いところでしたね。

ノードストローム[JWN]は勢いのあるデパート

ノードストロームというデパートチェーンをご存じでしょうか。私は今回アメリカの友人に案内されるまで知りませんでした。サンフランシスコに位置していることもありますが、同じデパートであるメイシーズと比較すると活気があり景気がよさそうな印象のデパートです。

ブラックフライデーだというのに出店ブランドはどれもあまり目立つ値引きをしておらず、強気な価格でブランド価値を維持しているできているブランドが多く集結している場所という雰囲気を持つデパートでした。

本記事の冒頭でウォルマートがlow classの行く場所だという意見を紹介しましたが、その対極のhigh classはどこに訪れるのかという問いに対する答えの1つがノードストロームになります。移住してきた余裕のある日本人などはショッピングモールでしか買い物をしないという声もありました。