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気になった話をする。

任天堂ゲーム機を利用したゲームバーが許諾を取っているのか問い合わせてきた

ゲームバーは許諾を取るのがすごく難しそうだぞ、という話をしたいと思う。

あるゲームバーと任天堂の例を挙げて、簡単なレポートとなる。

東京ゲームバーは無許可サービスではないか?

9月2日に秋葉原でオープンした"東京ゲームバー"だが、任天堂のゲームやレトロゲームを1時間500円で遊べるサービスを提供しているそうだ。

公式ウェブサイトによれば「東京ゲームバーはゲーム好きの方が第2の家として、格安&ソフトドリンク飲み放題でゆっくり遊べる東京秋葉原のゲームバーです」とのこと。

地上1階と地下1階の2フロア構造の店舗となっており、ゲーム仲間と酒を飲みながら家のようにくつろげる空間を構築しているというが、ここで問題がある。

任天堂はゲーム機の商業利用を許諾していない」、つまり違法営業ではないかという話。

実際に任天堂に問い合わせてみました。

東京ゲームバー公式ウェブサイトに掲載された店舗の様子

東京ゲームバー公式ウェブサイトに掲載された店舗の様子

有償・無償を問わず任天堂は許諾しない

結論から言うと、任天堂からの許諾を得ていない店舗だった。

以下に任天堂に問い合わせを行った際の返信メールの一部を掲載する。

弊社では、弊社製ゲーム機およびゲームソフトの営利目的(商業利用)での使用について、有償・無償を問わず許諾をおこなっておりません。

法律的な面につきましては弊社では回答できかねますため、弁護士など、詳しい方にご相談ください。

お知らせいただきました店舗に関する情報は関連部門へ報告させていただきます。

そもそも任天堂は、よくある質問として"任天堂のゲーム機をお店に置いてお客様に遊んでもらおうと思っていますが、たとえ無料でも、任天堂から許可を得る必要はありますか?"というケースを掲載しており、そこでは「料金を受けない場合でも、お店に置いて使用させる行為は、営利目的を有していると解されます」との見解が示されている。

そこで今回の問い合わせでは、ゲームソフト販売元や開発元である各権利者からの許諾が得られた場合に対する任天堂のスタンスを質問してみたのが上記の回答となる。

東京ゲームバーの公式Twitterなどでスプラトゥーンを提供していることが明かされているので、本当はこの時点で真っ黒だが、その他の任天堂以外のサードパーティ製ゲームソフトについても同様のようだ。

プロゲーマーも出入りしている

Twitter上でこの店舗について問題視された際に、プロゲーマーが出入りしていることが公表されていたことに驚く。

海外ではプロゲーマーと言えば数億円を稼ぐプレイヤーも普通に存在しており、フランスなどの例を見れば法令改正によって社会的な地位も保証されつつあり、立派な職業として成り立っている。

しかし翻って日本ではプロゲーマーといえどもまだまだ立派な職業としての認知度は低く、同時に日本のプロゲーマー自身のプロ意識の低さにも驚かされる。

プロとして企業からの支援を受ける立場であるのならば、そこには社会的な責任も当然ついて回る話だ。適法性が定かではない場所に、ましてや自分の関わる業界のものに出入りすべきではない。

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