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劇場版SAO -オーディナル・スケール-で、サイリウムを振るタイミングがちゃんと考えられていたのが熱い

サイリウムを振るタイミングが計算されてる

『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』を観てきましたが、凄く良かった。

特によかったのはのドームライブのシーン。

あ、ユナというのは映画に登場したキャラクターで、生身の人間ではなくAIが制御するバーチャル・アイドルという存在です。

何が良かったって、サイリウムの振り方の描写ですよ。

観客全員に「ユナの歌声が聴こえるタイミングが全員一緒」ということが分かる描写に、劇場版を鑑賞中の僕はえらく感動しました。

《歌姫》ユナ

オーグマーを使うライブでは観客同士のタイミングが完全一致する

ドームで行われるライブに参加してみると分かるんですが、観客席の前と後ろでは音の聞こえるタイミングは違います。

万単位の人を収容できる規模のスペースでは、約340m/sの音速では最前列と最後尾ではワンテンポどころじゃなくズレて聴こえます。だから、サイリウムが綺麗に揃うことはあり得ないんです。

ところが今回の劇場版では違う。

キーアイテムとなる次世代ウェアラブル・マルチデバイス≪オーグマー≫、劇中では拡張現実(AR)と仮想現実(VR)の両方の機能を使えるMRデバイスがライブシーンでも存在感を発揮していましたね。

アイドルマスターのライブシーン

観客みんながオーグマーを装着した状態で行われるライブのため、従来のライブとは違って観客の一人ひとりの"現実"に対して、ユナという歌姫のライブシーンが五感に"拡張"されるんです。

それで何が起きるかというと、従来のライブであれば実際の歌声が会場のスピーカーから耳に届くまでの差が客席の位置によって発生します。タイムラグです。

しかしオーグマーを利用したライブではそれがない。

観客一人一人が感じるタイミングが、オーグマーがそれぞれ個別に描画するためにピッタリと完全一致しているんです。

ソードアート・オンラインのアニメを手掛けているA-1 Picturesは、同じく手掛けたアニメ「THE IDOLM@STER」ではこのタイムラグをちゃんと描写して、観客席の位置ごとにサイリウムを振るタイミングをずらしていました。

かぁ~!熱いねぇぇぇ。

-コラム