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Twitterにおける「良い無断転載」と「悪い無断転載」

今日も誰かが「無断転載!」と叫びをあげる。

だがそこには本当に同情し悲しむべき無断転載と、いやいや馬鹿じゃねーのと言いたくなる無断転載がある。綺麗な言葉で言い直せば「良い無断転載」と「悪い無断転載」と言えるだろう。

ここはTwitter、今日も無断転載が行われる場所だ。

無断転載のパターン

問題はなにか、それは既に見えています。

人々が脳裏に思い描く無断転載像が、人によってバラバラ過ぎることでしょう。

本来なら「無断転載」などと言われて問題になるべきではないようなことまでもが無断転載と糾弾され、反対に問題視されるべき事柄が「引用」だと言い張られているケースが散見されています。

ここに、よく見かける無断転載と騒がれるパターン例をいくつか挙げてみます。

  1. ツイートした内容を他の場所で利用する、投稿する。
  2. ツイートした内容をまとめる。
  3. ツイートのスクリーンショットを撮影して、投稿する。
  4. ツイートに添付した画像を他の場所で利用する、投稿する。

ほとんどの場合はこれに該当するのではないでしょうか。

この中にはやって良いものと悪いもの、つまり「やめてください」と言うべきものとそうでないものがあります。

良い無断転載

良い無断転載とは、今回はやったとしても怒られない/問題ではないと考えられる転載とします。

上で挙げた例で言えば1番と2番が該当します。

理由としては、ざっくり言ってしまうとTwitterでは利用規約にて「共有」を許可しているからです。

元々Twitterでは投稿される内容は「共有されて差し支えの無い内容とすること」が規約によって求められており、利用者はその規約に同意していることが前提となっています。

そのため「無断」で共有することも問題ではありません。もちろん事前に相手に了承を得ることが出来ればそれが最善ですが。

気を付けるべき共有方法

ただ、良く勘違いされがちですが共有の方法には制限があります。

共有を行いたい人はTwitterに「投稿されているものはどんな方法でも共有していい」と考えてはいけません。それは駄目です。

Twitterが言っている共有とは、あくまでもTwitterが提供するサービスを介しての共有です。

具体的には"埋め込みシングルツイート機能"を用いた共有や、RTを行い自分のTL上に他人のツイートを共有することなどです。

埋め込みシングルツイート機能というのは、下記のようにTwitterに投稿された内容をTwitter外のウェブサイトで表示する機能です。クマ可愛すぎかよ。

こういったTwitter公式の機能を使わずに誰かのツイート内容を利用した場合、それは「共有」ではないです。

悪い無断転載

3番「ツイートのスクリーンショットを撮影して、投稿する」と4番「ツイートに添付した画像を他の場所で利用する、投稿する」は駄目です。

これらはTwitterが許可している共有の方法から逸脱しており、やってはいけないことであるケースが殆どです。

悪い無断転載について、その理由をいちいち説明する必要もないかと思ってしまいますが、基本的には著作権とかに抵触しているからということです。

利用規約で「共有されて差し支えの無い内容とすること」としていても、それは「投稿された内容の著作権を放棄している」ことではないからです。

Twitterは利用者からの誤解を避けるためにも「ユーザーのコンテンツはユーザーのものです」と説明しています。

ユーザーは、本サービス上にまたは本サービスを介して自ら送信、投稿または表示するあらゆるコンテンツに対する権利を留保するものとします。ユーザーのコンテンツはユーザーのものです。すなわち、ユーザーのコンテンツ(ユーザーの写真および動画もその一部です)の所有権はユーザーにあります。

"ツイートに添付した画像を他の場所で利用"も、著作権に真っ向から歯向かう愚かな行為です。(埋め込みシングルツイート機能による自動表示など一部の状況を除く)

著作権者であるユーザーのさじ加減一つで吹き飛ぶような危ない橋を渡っていることを自覚しましょう。

例外的に認められる悪い無断転載

ただ、良い無断転載に例外があったように悪い無断転載にも当然ながら例外は存在します。

「あり得ないなんて事はあり得ない」、とキリリと言ってみましょうか。

それは著作権法が認める利用方法に合致している場合です。

代表的な例で言えば「時事事件の報道のための利用」や「引用」などが該当します。詳しい内容や定義は公益社団法人著作権情報センターなどを参照してみてください。

例えばニュース番組で自分のツイートが登場していたとしても、それが何らかの事件などに関係しているものだったりしての報道の為だった場合は権利を侵害されたと言うことは出来ません。

たまにTwitterで事故現場などを目撃したユーザーが写真を投稿したツイートに対し、報道メディアなどが使用の許可を求めているケースを目にすることがありますが、法的な観点のみで判断すると使用の許可をメディアがいちいち求める必要はありません。あくまでもメディアの配慮としてひと声かけているだけです。

本当にそれは無断転載なのか?

さて、簡単にざっくりとですがTwitterにおける転載やら共有やらの良い悪いパターンやその理由を語ってみました。

人によってここで挙げたすべてのパターンを「良い無断転載」だと言っていたり「悪い無断転載」だと主張していることを目撃したことがあるのではないでしょうか。

大事なのは「それは本当に悪いことなのか」を見分けられるようにしておくことです。

もちろん絶対と言い切れるケースばかりではないのですが、多くの場合に通用する事例と考えについて触れたつもりです。

もしあなたが「無断転載!」と言いたくなった場合や、言われてしまった場合にはここに書いてあることが参考になれば幸いです。

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